
(↑のつづき)
英語を含むヨーロッパ言語については、どうだろうか。
これは圧倒的に三拍子言語であるようだ。
たとえばイタリア語の歌には三拍子が圧倒的に多い。イギリスでは国歌家がそもそも三拍子である。
またヨーロッパを代表する演舞曲であるワルツも三拍子である。
二拍子、四拍子を血肉とする日本人の音楽家は、このワルツの演奏をもっとも苦手とするとのことだ。
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英語にしぼって例をあげると、たとえば日本語の地名や人名を英語として発音すると、そのほとんどが三拍子になる。
しんじゅく → Shin-ju-ku
せんだぎ → Sen-da-gi
やまもと → Yama-mo-to
さかきばら → Skaki-ba-ra
実際の英語会話でも三拍子が非常に多い
I don’t know.
Susie’s nice.
Show me one.
How’s your job?
We’re too late.
この三拍子のリズムを守らなければ英語らしくならない。
ところが、日本人の英語はどうしても以下のようになりがちだ。
根が二拍子、四拍子の人間だからである。
アイ・ドント〇・ノウ(2・4・2)
スージー・イズ・ナイス〇(4・2・4)
ショウ・ミー・ワン(2・2・2)
以上からわかることは、
日本人が英語を含むヨーロッパ語(そして韓国語)を学習する際には三拍子のリズムを習得しなければならないということである。
これはたいへんな作業だ。
なにしろ音の専門家である音楽家でさえ、三拍子のワルツの演奏には悪戦悪銭苦闘しているのである。
しかし気を取り直して考えてみると、日本人の英語学習ではリズムだけが特にたいへんなわけではない。
たいへんなのは、文法でも語彙でも、発音の他の要素(たとえば音節感覚)でも、みな同じことである。
そもそも日本人の英語学習は、すべてが「たいへんな作業」なのである。
日本語と英語が本質的に異なる言語であるからには仕方のないことであり、運命と思って粛々と受け入れるよりほかはない。
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大事なことは、
こうした事実をまずしっかりと理解して、そしてつねに注意を怠らない
それだけでも英語の学習効率性は大きく向上する。
ことである。
これまでの英語学習ではこうした正しい理解と注意が十分になされないことが多かった。
そのためにせっかくの努力が無駄になるケースも多々みられた。
スポーツに例えれば、十分に練習はしているのだが、それがゲームでのパフォーマンスに結びついていない状態である。
したがって今後は豊富な練習量をゲームパフォーマンスへと結びつけることが必要である。
そうすればゲームに勝てる可能性は大きく高まるはずだ。
(ことさきく|「大きな日本人」を育てる!より)


